自分的に今年のテレビドラマで最大のヒット作は「今日から俺は!!」でした。
誰にも屈しない、ツッパった生き方って大事かもしれません。
そこでふと、自分もツッパっていたいな、と思ったのですが、現代社会におけるツッパり方を考えてみるとどちらがツッパった生き方なのか分からなくなってきました。
という考えの過程を、徒然なるままに記事にしていこうと思います。
「今日から俺は!!」の中では、ツッパリキャラということでいくつかの高校の間で喧嘩(ケンカ)が日常茶飯事のように発生しています。
正々堂々と1対1のタイマンもあれば、1対多の不公平な状況でのケンカも出てきます。
不公平な状況に打ち勝つにはかなりの体力・しぶとさで辛勝するか、1人でも卑怯な方法を使って勝つパターンもありますね。
色々あるのですが、殴られても立ち上がる、基本的な体力は欠かすことができません。
木の棒や鉄パイプでしばかれて流血した状態でも、気を失わずに立ち上がって戦う(または致命傷になる前に逃げる!)みたいなのがいかにもツッパってる感じがしますね。
この辺りを現代社会における「ブラック企業」に当てはめてみましょう。
企業と個人なんて、はなから公平ではなくて立場や役割が違って当然なので不公平な状況は常ですね。
企業内で頭を張る(リーダーになる)ためには、頭脳勝負・アイデア勝負(営業とかなら体力勝負?)でライバルたちに勝つ必要もあるでしょう。
(頭脳的な)ケンカ事や勝負事に絶対負けない強さを持った人が昇進してリーダー格になるかと思います。
まぁ、中には1人の正当な実力ではなく、卑怯な方法や集団の力で勝ち上がった人もいるかもしれませんが。
卑怯なことをすると卑怯なことで仕返しされるのが世の常なので気をつけましょう。
また、仕事量についても社員1人1人に均等に仕事(タスク)が与えられるわけではないので、人によっては1人で10人分の仕事をしていたりする場合もあるでしょう。
まるで1対10でケンカしているようなものじゃないですか?
現代社会においてツッパってる方々は、どんなブラックな仕事量を目の前にしても「俺は絶対に倒れねぇ・・・!」とツッパリ魂を発揮してブラック企業に貢献していることでしょう。
個人の生き方を否定するつもりはないので、ツッパりたい方は好きにツッパっていただいて良いと思います。
ブラック企業の悪いところはブラックな考え方を他人に押し付けることなので、自分がツッパってるからって部下や同僚にも同じようにツッパリを求めるのは辞めにしましょう。
あ、書いているとなんだか、いわゆる「体育会系」のタイプと重なってきたかもしれません。
仕事量で威圧したり、飲み会中に飲み勝負を挑んだりして根性試しするようなことも辞めましょうね。
この辺りは、パワハラやアルハラを撲滅することにも繋がってきそうな気がします。
まぁそういうことで、現代社会にはブラック企業に貢献するブラックなツッパリが存在しています。
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「今日から俺は!!」の主人公側だと、伊藤くんはどんな状況でもつっぱり続けていましたが、一方で三橋は(タテマエ上で)つっぱりを辞める態度をとっていました。
まぁ最終的には「お返しは3分の1、仕返しは3倍」と言わんばかりに、徹底的にやり返してました。
ライバルの開久(あけひさ)高校がブラック企業的なツッパリだとしたら、三橋・伊藤はホワイトなツッパリと言えるかもしれません。
彼らは開久と違って、身内や仲間にツッパることを強要していませんね。
あくまで自分のために自分でツッパっています。
現代社会で考えてみると、「絶対に社会・会社のイヌにはならないぜ!」的なツッパリと言えるかもしれません。
相手がどれだけ強いチカラで向かってきても、俺は負けない、と言わんばかりに正々堂々と(またはクレバーな方法で)勝負し続ける感じですね。
実際には、会社の不条理には負けずに自分の道を進んでる人や、フリーランスで仕事をしている人はある意味ツッパっているのだと思います。
会社にいる限りなんだかんだで上司や、業界的に上位の方々や、お客様や株主などには逆らえない構造が出来上がっているので、そんな中でツッパっている人は、いつかは会社を抜け出してしまう気がします。
ということで、現代社会には自分の生き方は常に自分で決める!という感じのホワイトなツッパリも存在しています。
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ということで、現代社会のツッパリについて書いてきましたが、ツッパって生きていたい方はブラックなつっぱりとホワイトなツッパリのどちらが合っていましたかね?
結局は自分の生き方を決めるのは自分なので、そこで折れない人は全員がツッパリと呼んでも良いのかもしれません。
「今日から俺は!!」にはもう1タイプ、今井のようなつっぱりも出てくるのですが、ホワイトというかブラックというかアホキャラでしたね。
でも、どれだけ恥かいても諦めずにしぶとく生きる生き方はカッコ良いです。
執念深い、という感じではなく清々しい、愛すべきアホキャラ的な感じです。
後先考えずに行動することは慎んだ方が良いかもしれませんが、何かに失敗しても立ち上がって再チャレンジできることはより良い人生へと繋がっていくことでしょう。
こんなに愛すべきツッパリキャラがたくさん出る漫画なので、是非とも原作を読むこともオススメです。
不良漫画なので暴力表現はあるのですが、酒やタバコやアダルトな表現はほぼゼロで、基本的にはスラスラ読めるバトル&ギャグ漫画です。
ドラマで出てきたあのシーンはここだったんだ!的な発見がありますよ。