ご存知でしょうか?
時代を超えて受け継がれるアクション要素の強い落ちものゲーム、パネルでポン。
その元祖のデザインのものが、復刻版のミニスーファミに同梱されていましたので、今回はそちらの紹介です。
頭の体操・コーディネーショントレーニングにもなり、親子でも楽しめるパネポンの世界へようこそ。
もくじ
パネルでポン(通称、パネポン)1995年にスーパーファミコンのソフトとして任天堂から発売されたアクションパズルゲームです。
ぷよぷよや対戦ぱずるだまのように色を動かして連鎖を繋げていくパズルゲームですが、落ちてこないので細かい分類では落ちゲーではないですね。
積みゲーでもなくて、生えゲーらしいです。
パネルは下からせり上がってきます。(お邪魔ぷよ的なパネルは上から落ちてきますが。)
ぷよぷよなどと比べてパネルでポンは、アクション要素が強くてそれが違いとか住み分けになります。
このアクション部分が、私がパネルでポンを推す理由でもあります。
ここの詳しいところは後述します。
1995年の発売ですが、2007年とかでもDSで出てたりするので知ってる方も多いかもしれません。
ヨッシーとかポケモンなど各種任天堂の派生作品も出ていて、根強い人気を持っていることがわかります。
こんなゲームです。
その他、詳しくはこちらです。
私は子供と一緒にパネルでポンをプレイすることでコーディネーション力が養成できることを狙っています。
視覚情報と手との連携させて器用な操作をする力、ハンドアイコーディネーション(hand-eye coordination)ですね。
ハンドアイコーディネーションについては、次のようなところで使われます。
など。
上に挙げたものの特徴は、練習しないと上達しないということですね。
例えば幼稚園児に鉛筆を持たせてひらがなを書かせても、綺麗に書けません。
文字どころか、真っ直ぐな線とか綺麗な円を書かせようとしても書けないですね。
理由は簡単で、手や指を脳で考えた通りに動かす練習が足りてないからです。
まぁつまるところ、ハンドアイコーディネーションとは色々ひっくるめて手先の器用さのことですね。
たくさん練習して上達しましょう!
で、パネルでポンでは指先も使うのですがまずは目で画面を見て、視覚の情報でどのパネルがくっつけられるかを見つけないといけないです。
パネル全体を見て自分の状況を把握することも必要なのですが、細かいパネルの情報も見て、情報を処理しないといけないので頭も結構使うんです。
ぼんやりと全体を眺めながら、時には細部に集中することのバランスみたいな感じですね。
なのでこのゲームを続けていると視覚情報と指先を器用に連携させる練習が効率的にできるという話です。
関連記事>>>【王道】ボールジャグリングでコーディネーショントレーニング
一般的に、情報の8割は目から入ってくると言われています。
なので、幼い頃から目の力を養うととってもお得だと思うんです。
目の力があると、同じものを見ていてより多くの情報が得られるようになるということですよね。
これはつまり、小学校で同じ45分の授業を受けた時に、より多くの情報が得られて高い学習効果が期待できるということです。
目を鍛えて、勉強の下地を作っていきたい狙いがあります。
一朝一夕では育たないので、じっくりと時間をかけてパネルでポンで練習をしていきましょう。
ぷよぷよだと上から落ちてくるぷよぷよを移動・回転させて消したり、連鎖を狙ったりしていきます。
パネルでポンでできるのは左右のパネルを入れ替える、という横の移動のみです。
そして、縦か横に同じ色のパネルが3つ以上並ぶと消えるというのが基本ルールになります。
ルールや絵柄・色がシンプルなので、パネルを消すだけなら子供にとっても分かりやすいと思います。
ちょっと覚えて、連鎖・コンボを考えて実行するところが最初は難しく感じます。
さらに細かめのルールは、ゲーム内のチュートリアルで見られるので勉強しましょう。
上でもアクション要素が強いと書いていますが、並べたパネルが消えるまで1秒前後の余裕があります。
この間にも他のパネルを動かすことができます。
なので消したパネルの上から落ちてくるパネルの色を見極めて即座に他のパネルを動かしたりすることでアクティブ(能動的)に連鎖をつなげることができちゃいます。
(例えばぷよぷよは一度連鎖が始まると操作できなくなりますね。これはパッシブ(受動的)です。)
wikipediaにもありますが、売り上げがなかなか上がらなかった要因として次のものがあるそうです。
面白く感じるまでに時間と練習が必要となるハードルの高さ
この、時間をかけて練習するところがハンドアイコーディネーションに繋がると考える理由です。
課金してお金さえかければ簡単に強くなれるスマホゲームとは違うんです。
導入時の難しさを乗り越えて、子供にはその先にあるパズルの面白さを身につけてほしいと思ってます。
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ミニスーファミでパネルでポンをやるとサクサク動いてストレスがないですし、どこでもセーブ機能があるのでパスワード要らずです。
色々なゲームモードがあるのですが、パネルでポンが初めての人は例えば「1 PLAYER GAME」から「パズル」を選べば基本的な動かし方や消し方ができてテクニカルに攻める練習ができます。
「1 PLAYER GAME」の「エンドレスを」選べば、ひたすら自分一人でせり上がってくるパネルを消せるので連鎖の練習ができます。
ずっと続けているとゲームスピードが上がってくるので死なずに耐える練習にもなります。
「1 PLAYER GAME」の「VS」を選べば、CPUと戦えます。
バトルモードではお互いに攻撃ができるのでお邪魔ブロックの要素が加わります。
敵が強いとたくさんのお邪魔ブロックを捌く必要があるので守る練習になります。
我が家でプレイするときは「2 PLAYER GAME」から「スコアアタック」をでやっています。
まだレベル差があり過ぎるのでお邪魔ブロックがあるとお互いに楽しめません。
スコアアタックモードでは親が子供をいじめることなく、プレイに集中できます 笑
また、ハンディキャップの点数も決められるから、レベルが違っても勝ち負けはコントロールできます。
このモードは時間が2分と決まっているので、子供も自滅せずに持ちこたえます。
「2 PLAYER GAME」の「VS」を選べば、もちろん対人戦で遊べます。
プレイヤー2人のレベルさえ噛み合えば、一番盛り上がるモードかもしれません。
子供のレベルが上がったらVSモードでやり合いたいですね〜。
スーファミ世代のお父さんなら、子供と一緒にゲームができる感動が味わえます。
ミニスーファミはこちら。
コラム的に載せています。一般的な落ちゲーあるあるか、パネポンあるあるかはプレイしてみて感じとってください。
パネルがなさ過ぎると、連鎖が作れない。
パネルが山積みだと、連鎖を作る余裕がない。
対比的ですね。
ちょっと変えると普段は忙しいサラリーマンの方にも馴染みのある感じになりますかね。
仕事がなさ過ぎると、業務効率化をする気が起こらない。
仕事があり過ぎると、業務効率化をする余裕がない。
効率よくタスクをこなすために、ちょうど良いバランスを保ちたいところです。
ということで、コーディネーショントレーニングにも脳トレにもなる素敵なゲーム パネルでポンの紹介をしてきました。
絵柄がなんだかプリキュア的なものも感じさせますが、こちらの方が10年くらい早いです。
でも、任天堂の戦略からこの作品の妖精さんの立場はポケモンに取られてしまいます。
我が家では、5歳児のハンドアイコーディネーションになると思いミニスーファミを使ってバシバシ鍛えてるのですが、妖精さんの絵柄は、まぁ嫌う子供はいないと思うのでGoodです。
難しいゲームモードもありますし、簡単なゲームモードがあるところも良いですね。
怖いし難し過ぎるゲームなんて、子供が楽しめるわけありません。
怖い先生に難し過ぎる数学の問題を解かされても楽しくないのと一緒ですね。
子供が楽しめることって大事です。
親の私も細かいところでガミガミ言わないように心がけたいです。
パネルでポンでは詳細な連鎖を練らなくてもパネルは消えますし、ガチャガチャと操作していれば子供的には楽しいのでまずはそれで十分なんです。
九九だって二次方程式の解の公式だって、意味はわからずに使っても大丈夫です。
意味を理解することじゃなくて、ちゃんと使えることの方がよっぽど大事ですよ。
練習しましょう!考えるな、感じろ、です。
関連記事>>>【幼児教育】お風呂での数かぞえはいつから出来る?
これからの時代はITリテラシーが物を言う時代だと思いますし、親が子供に教えることも多様化していくと思います。
まずはパネルでポンでハンドアイコーディネーションを身につけるところから!
コーディネーションスキルについてはこちらです。
P.S. このソフトは8メガビットの低用量に抑えられたものとなっており、低容量萌えにはたまらない作品となっていることはまた別のお話。