普段の生活・練習にコーディネーショントレーニングを上手く取り入れ、主にスポーツの「伸び悩み」からの脱却を試みたい方への記事です。
あの子は体力が凄いわけでもなくど根性なキャラでもないけど、身体の使い方が巧みで、何かを持っている!と感じさせるような、気になるスキルについて説明していきます。
コーディネーションスキルは、お金で買えるものではないのでしっかり時間をかけて練習して、磨いていく必要があります。
楽しいけど危なそうなスポーツをやるにも、まずはコーディネーションなど基本的な素養を身につけておきたいところです。
関連記事>>>【水圧で空を飛ぶ】フライボードを楽しむ3つのポイント【アクアボード】
勉強の基礎を簡単に言うと、読み・書き・計算(そろばん)などと言いますね。
頭で考えた通り、スムーズに音読できるか。
頭で考えた通りに、文字が綺麗に書けるか。
反射的に九九の計算ができるか。
わざわざ頭で考えて九九レベルのかけ算を言う人っていないと思います。
2桁とか3桁のかけ算なら例えば筆算というテクニックを使うと解けますが、1桁×1桁の計算って理由もなく覚えている方が多いと思いますし、それで良いんです。
多くの方にとって、1+1が2になるとか2×2が4になる事の理由って必要ないですよね。間違いなく使えればそれで大丈夫。
そういった勉強の要素が、運動にもあると思うんです。でも私が考えるに運動でも勉強でも分け隔てる必要はなくて、大元を辿ると脳と身体をどれだけ効率良く連携させられるかと言う感じで統一できる気がしてならないんです。
関連記事>>>全ての運動の基礎!バランス感覚をイチからトレーニング!幼児編
そういうわけで、コーディネーショントレーニングで脳と身体を使いこなしましょうという記事です。
スポンサーリンク
あの子はパスを出すのがなんて上手いんだろう!とか、なんであの子は空中でバランスを崩さないんだろう?とか感じたことがありませんか?
そういったスキルは一言、「運動神経」(=先天的なもの)として片付けてしまいがちですが、本当のところはコーディネーショントレーニングをしっかり練習することで運動神経は伸ばすことが出来ます。
そのヒントとして、こういう事が挙げられます。
読み・書き・計算と同じように、運動にも基礎的・基本的な動きの要素があるということです。そして、「考えるな感じろ」・「習うより慣れろ」的な考えで取り組むのが良い事があります。
勉強でも運動でも上達するには「ある練習」が必要なのです。
はじめのうちは、時間を割けば割いただけコーディネーションスキルが上達するのではないでしょうか。また、逆に言うと身体の使い方なんて、いくらお金を掛けても得られませんね。
関連記事>>>逆上がりができない時に試したい、たった1つの練習法
各々のスポーツの前段階で、人体の動きの基礎の基礎みたいなものです。
勉強に優れる人になって欲しかったら、勉強の基礎を築き上げていかなければなりません。同じように、運動に優れる人になって欲しかったら、運動の基礎を築き上げていかなければなりません。
子供が幼稚園から小学校にかけて、読み・書き・計算を何度も繰り返しやったほうが良いのと同じですね。
大人にとってはどんな簡単な動作でも、子供にとっては脳と身体の連携が上手にできません。
たくさん音読するのは、脳と視覚情報と、口や発声を連携させるためです。
自転車に乗れてしまえば後はあまり考えなくても乗れてしまいますが、最初に乗れるようになるためにたくさんの失敗を繰り返したと思います。
他の全ての運動も脳と身体の連携と考えれば同じなのですが、大人になるにつれて辛い練習を忘れてしまうのかもしれません。
なんでウチの子供はこんな事もできないんだろう、とイライラされる方もいるかもしれませんが、できなくて当然なのです。子供でもできるように要素を噛み砕いて、レベルのあった練習をしていきましょう。
コーディネーショントレーニングとは、そういった考えを元にした基礎練習です。出来ないものは出来るようにして、1回できたものは10回できるようにしましょう。
時間をかけた反復練習が大事です。
難しいのは、個人の競技レベルもコーディネーショントレーニングの内容も難易度が結構違うので、自分やお子さんの成長段階に応じて考慮していかないといけないところです。
関連記事>>>サッカー選手を目指す人がトランポリンで遊んだ方が良い3つの理由
関連記事>>>バスケで空中戦を制するためにトランポリンで基礎トレ・オフトレしよう
一般に、次の7種の項目がコーディネーション能力(スキル)として取り上げられます。
説明 | |
---|---|
識別能力 | 煩雑な情報でも瞬時に識別して判断する |
定位能力 | 相手やボールなどに対する自分の位置や姿勢を把握する |
バランス | 空中姿勢や不安定な体勢でも倒れずにコントロールする |
連結能力 | 手足を同調させて巧みに、思い通りに動かす |
リズム | リズミカルな動きや、テンポの良い動作ができる |
反応能力 | 外からの信号・サインに対して正しく反応する |
変換能力 | フェイントなど、動きの流れを巧みに変換する |
ここからは、いくつも考えられるコーディネーショントレーニングの例をいろいろ見てみましょう。
例えば、指先を器用に操るピアノの練習も、ハンドアイコーディネーションの1つです。
関連記事>>>88鍵で高コスパの電子ピアノLP-180(KORG)を組み立ててみる
テニス上達のためのキャッチボールトレーニングや、空中感覚を徹底的に鍛えて幅広いスポーツに応用できるトランポリンなどを紹介します。
次のページへ!動画もあるよ!