皆さん、史上最強の脳トレ本のシリーズご存知ですか?
そう、「頭の体操」です。
トランポリンとか器械体操など体操することが大好きな私が言うのもなんですが、実は頭の体操も好きなんです。
(身体の柔軟性だったら、180°開脚できます、とか表現できますが、頭の柔軟性って測りずらいですね)
頭の体操は全部で23巻がシリーズとして出版されていますが、歴史をみてみると「頭の体操 第1集 パズル・クイズで脳ミソを鍛えよう」が発行されたのは1966年で、「頭の体操 第23集 永遠の謎」は2001年ということで、なんと35年も続いたシリーズなんです。
(この長さって、HUNTER×HUNTERもびっくりじゃないですか?笑)
35年って赤ちゃんが親になるくらい長い年月ですね。
たくさん発行されてるってことはそれだけ評判が高かったことの証左だと思います。
知らなかった方もこれを機に読んでみると色々おもしろい発見があるかもです!
頭の体操の関連商品ということで、著者の多湖輝さん関連も含めるとこんなのがあります。
気になるキーワードも含まれるんじゃないでしょうか?
四谷大塚といえば、中学受験の大手じゃないですか。
お子さんの中学受験が成功するかを見極めるために特別にセレクトされた頭の体操の問題で試すことができます。
頭の体操は知らないけど、レイトン教授を知ってるって方もいると思います。
だいたい1巻あたり100問前後の問題が入ってるんじゃないでしょうかね。
一応 紹介しておくと、文字や図や絵によりクイズ・ナゾナゾやパズルの問題が左側のページに書かれており、ページをめくると答えや解説・コメントが書かれています。
この構成はシンプルでわかりやすいと思います。
そして問題の内容は試行錯誤が必要な問題だったり、閃きが必要な問題もあります。
押してダメなら引いてみな、的な考え方とかも。
答えを見た瞬間にやられた!と感じたこともありますし、発想の凄さに驚かされたこともあります。
言葉のあやがあったりして、言葉そのものが持つ意味合いも小学生にはとても勉強になりましたね。
常識を覆されるような問題を楽しんだり、時には腹も立てながら(笑)読みまくった小学生時代を思い出します。
でも単なるナゾナゾの本だと思ったら大間違いで、雑学チックなものもありますが生活に役立つ知恵・アイデアがたくさん入っています。
なので、次のような方にもオススメのシリーズです。
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数学を始め、試験問題でもパズルでも論理的に考えていけば解ける問題はあるのですが、論理展開だけでは解けない問題もあるんですよね。
発想を転換・飛躍させて、ある程度のヒラメキが必要とされる問題とかです。
でもヒラメキの源泉って幅広くたくさんの知識・情報が必要だと思うので練習が必要だと思います。
逆にいうと、発想力って努力で延ばせるということです。
あとは試行錯誤ですが、論理展開もヒラメキも必要なく、色々なことを愚直に試してみることが手っ取り早い問題もあります。
地道にじっくりと考えないといけないのですが、筋道を立てて試行錯誤していかないと時間だけが過ぎていってしまうので、試行錯誤の進め方にはある程度の慣れが必要ですね。
これも頭の体操をやっていれば身につく力だと思います。
頭の体操が良いと思うのは、こういった問題にたくさん触れられるところです。
中学入試を始め、ある試験問題に出会った時に、その問題は論理力・発想・試行錯誤のどれが必要なのかを見極められるようになっておかないと限られた試験中にドツボにはまる可能性がありますよね。
そういったところを練習しておかないと、小学生は特に試験に慣れていない人が多いと思うので合格の可能性が遠のきます。
いろんな情報やアイデアに触れ、柔軟な思考ができるように訓練するって大事です。
大人になると考え方が固くなるので子供の方が発想が豊かだ、というような内容は頭の体操の本に幾度となく書いてあった気がします。
(大人になると固くなるという点は、頭だけじゃなくて体もそうだと思いますね〜。)
常識に縛られなくなるっていうフレーズは魅力的です。
何かに悩んでいたとしても、ふと考え方が切り替えられるようになると実は簡単に解決できるってこともあると思います。
たくさんの問題に触れること、読み返したりして継続していくことは子供の脳の成長にとっても大事なことです。
関連記事>>>小学生向けタブレット勉強アプリ4社の比較!コスパが高い教材を選ぶポイントは?
上でも触れていますが、頭の体操を読んでいると試行錯誤だとか論理力というキーワードがよく出てきます。
そういう点で考えてみると頭の体操って、Think!Think!(シンクシンク)という思考センス育成教材ゲームと似ている部分があると思います。
いま見返してみると、例えばこんな問題はそっくりですね。
(引用元:頭の体操BEST 2、61頁)
点を結んで正方形を作るために頭の中で試行錯誤するって、シンクシンクの経験者にはお馴染みのましかくさがしですね〜。
シンクシンクのゲームだと、さらにいろんな場合の正方形を見つける練習ができて発展的です。
ちなみに上の問題の答えは11個なんですが、無事に正解にたどり着けましたかね?
(ネタバレ防止で反転してます。スマホの方は操作が不便だったらごめんなさい)
シンクシンクも毎日10分程度のゲームを継続していくことで、長期的に思考力のトレーニングができる興味深い教材です。
興味を持たれた方はこちらへどうぞ。
関連記事>>>有料化の価値は?Think!Think!(シンクシンク)のリニューアルまとめ
という事で、頭の体操シリーズについて書いてきました。
論理的思考力や試行錯誤、そして発想の転換やヒラメキがとことん練習できる良い本だと思います。
過去10年以上に渡って発売されてきた頭の体操の全23巻+αだとかなり色々な問題に触れられますし、コレクション目的でも価値があると思います。
このページの扉絵は私の所持品ですが、18巻までしかありません。
が、これを小学生から高校生の間に読み倒していました。
良い思い出です。
全23巻も揃えられない人のためのBEST版があります。
頭の体操シリーズは小学生でも大人でも楽しめると思うので、凝り固まった頭を柔らかくしたい方は試してみてください。
そして思考力を育成することに興味がある方にはシンクシンクもオススメですよ〜。