日本の各地で多くの方が消耗していると言われているこの時代。
消耗なんかしたくないと多くの人が望んでいるはずですが、何故に消耗している人は減らないのでしょうか。
そして、人材不足が強く叫ばれていて優秀な外国の人が日本に働きに来るという流れもあります。
でも、この問題の解決方法はもっと他にあるのだと思っています。
それは、いま現在ですでに企業にいる優秀な人が消耗している分をもっと解消すれば人材不足はある程度、解決してしまうのではないかという計算です。
考えたことがありますか?
労働させる側が8時間の時間を確保したい場合、労働する側は休憩時間や通勤時間のせいで10時間以上確保する必要があることを。
このギャップについて、考えていきましょう。
例えば社員が100人いたとして、1人あたりの通勤時間を「往復2時間」と仮定した場合、1日に通勤時間の合計が200時間かかることは容易に計算できます。
通勤時間を無駄にしたくないと思う人もいますが、その時間で会社にとっての価値を産み出している人ってかなり限られていると思います。
満員電車の中で英語のリスニングの勉強はできても、それは個人的な利益ですよね。満員電車の中でなくても家や図書館などでやった方が効果的にもなるはずです。
会社側の立場で考えると100人いたら、1日あたり200時間をほぼほぼ無駄にしている、ということ。
この数値、ピンときますかね?ちょっと考えていきましょう。
一般的な話として、社員が1日8時間(残業なし)の間 仕事をするとして、1週間に5日働きます。
こうすると1ヶ月あたり20日働いていることになって、つまり1ヶ月に160時間の仕事をしているんですよね。
毎日2時間の残業をしているとすると、1ヶ月(20日)の残業時間は40時間。
160+40で200時間。来た!
100人が毎日2時間を通勤しているとしたら、その時間を合計するだけでもう1人の社員が働く時間となってしまいます。
脅威的ですよ、(100人の)1日分で(1人の)1ヶ月分ですからね。
100人の20日分の通勤時間は、20人の1ヶ月分の労働時間に相当しているんです。
もし1000人とかもっと多い会社だったら・・・考えてみてくださいね。
ちなみに、残業込みで10時間働いてくれる社員の通勤時間が往復2時間と考えると、約20%もの時間が通勤時間となってしまっています。
つまり、優秀な人材が集まらないのではなく、今いる優秀な人材の20%は通勤時間ですり減って消耗してしまっているんです!
ここ大事!
リアルガチの消耗ですね。
日本社会全体の損失と言えるかも知れません。
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この試算でわかるのは、通勤という仕組みがある限りどれだけ人を増やしても、社員が提供できる時間と企業が提供してほしい時間に差ができてしまうことですね。
会社が提供してほしい時間が8時間の場合、社員は労働時間8時間に加えて通勤時間1〜2時間とか、昼休みの1時間くらいを提供しないといけないということ。
このうち、昼休みを1時間確保しないといけないのは法律で決まっているルールなので、やはり通勤時間を削りたいのです。
企業側からすると優秀な社員にもっとコミットしてもらうために、労働者側からすると通勤で消耗せずにスタイリッシュな生活をおくるために、何とかして通勤時間を削りましょう!
会社側としては、社員に辛い通勤時間を確保してほしいわけでは決してないはずなんですよね。
適切に労働して、社会へ貢献するための価値を提供してほしい。それだけのはずなんです。
働く側と働かせる側のズレを解消するために、何か手を打ちましょう。
どれもお金や大変な手間がかかりそうですが、労働者を労うつもりがある経営者ならできると信じたいです。
さもないと、労働者にそっぽ向かれて優秀な人材はさらに他社へ転職してしまいますよ!
労働契約だって、果ては結婚している関係だって、今のご時世、流動的になっていると感じます。
個人としての立場から考えるとやりたい事がいろいろ出来てしまう時代なので、会社側からすると戦々恐々とした時代と言えるかも知れませんね。
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上にも書いたように、良い会社だったら社員が気持ちよく働けるために色々とアイデアを試してくれると思うんですよね。
もし、上司や会社に自分の希望を打ち明けても聞き入れてもらえなかったり、通勤時間の削減に協力的ではない場合はいっそのこと転職してしまいましょう。
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転職したい人が転職をするには絶好の時代かも知れません。
毎日仕事に精を出している人であれば、あなたを欲してくれる職場はたくさん見つかるはずです。(会社がブラックだから逃げ出すとかは全く別の話です。)
必要に応じてスキルアップする必要があると思いますが、少しの間は臥薪嘗胆、自分の実力をつけるために辛抱が必要な場合もあります。
スキマ時間に動画で勉強できる凄いツールもあります。
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可能ならばこちらも、通勤時間がゼロになるリモートワーカーがオススメです。
共働きだと特に、転勤を伴う異動は人生設計を狂わされますが、自宅が職場になってしまえば家族の幸せに1歩近づけそうです。
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という事で、明日のスタイリッシュ生活のために必要なのは、適材適所で自分にマッチした職場で働きたいという強い意志、そして転職なんか怖くないと勇気です!頑張りましょう!